思い起こせば色々なことがあった1年でした。そんな12期が2月末日をもって無事に終了しました。
そして第13期。
新たな出発点に今期の決意と言葉に尽くせない気持ちを抱いています。
今回のブログは、大きな転換点となった前期とこれから私たちが進むべき道について書きたいと思います。
前期を一言で表すならば、それは「構造改革の1年」でした。
第11期、私たちは経験したことのない大きな赤字を経験しました。その要因は多岐にわたりますが、最大の課題は「自分たちの足で立っていなかったこと」にあったと思います。
これまでの私たちの主要なビジネスモデルは、メーカーの商品を仕入れて販売する代理店としての役割が中心でした。しかし、Youtubeを始めてから自社で発信力を手に入れ、お客様の購入行動の分析や昨今の市場環境の変化、そして何より「お客様に喜んでいただいて一生お付き合いしていただける“本物”を自分たちの手で届けたい」という強い想いから、私たちは第11期から自社製品の製造販売を行うメーカーへと大きく舵を切り、第12期で商品を必死に揃えてきました。
「昨日までの当たり前を変える」
言葉にすれば簡単ですが、現場の苦労は並大抵のものではなかったと思います。
業務フローは一変し、求められる専門知識のレベルも格段に上がりました。
しかし、私たちが生み出した「レイテノール」シリーズのラインナップが揃い、メーカーとしての基盤が整った今、その決断に間違いはなかったと確信しています。
今期は会社として数字の可視化に注力をし、数字の可視化が進んだことは大きな成果でした。
これまで感覚に頼っていた部分を排除し、問題数値や課題を全社員で共有できる仕組みを整えてきました。
スタッフ一人ひとりが「自分の役割が何であり、どの数値に責任を持つべきか」を正しく認識し、自律的に動ける組織へと成長してくれたこと。その姿こそが、前期の最大の収穫になったと思います。
一方で、手放しで喜ぶことができない厳しい現実もありました。
それが飲食部門の状況です。
私たちは「鰻の成瀬」のフランチャイズ店舗を4店舗運営してまいりました。
3月には、FC内の事業譲渡として三ツ境店を引き取り、運営を開始しました。
私は当時、「QSCを徹底的に磨き上げれば、必ずお客様は戻ってくる」と信じて疑いませんでした。
しかし、その考えは甘かった。
現場に寄り添い、数字を冷徹に分析し、変化に対応する。
そのスピード感と深さが決定的に不足していました。
結果として、客数を回復させることができず、11月3日に三ツ境店を閉店。
続いて本厚木駅前店も、収益性の改善が見込めないことから、11月末をもって本部に譲渡するという決断を下しました。
美容部門のメンバーが必死に守り、積み上げてくれた利益を、私の経営判断の甘さから飲食部門で削ってしまった。この事実を、私は一人の経営者として非常に重く受け止めています。
店舗を去らなければならなかったスタッフ、そして何より地域の皆様の期待に応えられなかったことに対し、深く反省をしております。
こうした成功と失敗の入り混じった1年を経て、私が改めて立ち返ったのは、弊社のフィロソフィーです。
特に、第1項にある「誠実にいきましょう」という言葉。
これは単に嘘をつかないということではありません。
「数字から逃げない」
「事実を直視する」
「起きたことの責任を自分以外に求めない」
という、プロフェッショナルとしての誠実さを問い直しました。
飲食部門での苦境は、私自身がこの誠実さを現場レベルで体現しきれていなかった結果と認識しています。
「お客様」そして一緒に働く「スタッフ」に喜ばれるという結果を出すこと。
それこそが、会社に関わるすべての人に対する最大の誠実さです。
フィロソフィーの中には、「挨拶ひとつで、チームの結束を強くする」という項目もあります。
美容部門が今回、数字を可視化し一丸となれたのは、まさにコミュニケーションを「見える化」し、お互いをねぎらい、同じ目標を見据えるという当たり前の積み重ねがあったからだと思います。
この「強い個と強い組織」の作り方を、第13期は全社に波及させていきます。
本日よりスタートした第13期。私の決意は明確です。
1. 飲食部門の根本的立て直しとオリジナルブランド化
3月末をもって「鰻の成瀬」のフランチャイズ契約を解約します。
そして、これまで学んだ教訓を糧に、自分たちの想いを形にするオリジナルブランドとしての飲食店運営へと踏み出します。
飲食業界は決して甘いものではありません。
しかし、「地域のお客様に愛され、必要とされる場所」を作るという原点に立ち返り、私自身が現場にも入り込み、地に足のついた運営を行ってまいります。
2. 財務体質の強化と利益の確保
会社は、社員一人ひとりが安心して長く働ける場所でなければなりません。
そのためには、安定した収益を生み出し続けることが不可欠です。
第13期は「利益を残す」ことに愚直にこだわります。
それは自分たちの利益のためではなく、さらなる顧客満足のため、そして社員の物心両面の幸福を守るための「筋肉質な組織」を作るための挑戦です。
3. 「ブランドとしての自立」
今期、私たちが掲げるテーマは「ブランドの自立」です。
これまでは、奈津子先生の発信力に支えられてきました。
しかし、これからのレイズ&カンパニーは、商品そのものの力、サービスの質、そしてそこで働く社員一人ひとりの魅力がブランドそのものとなる、そんな「自立した組織」を目指していきます。
今、第二の創業期とも言える変革の真っ只中にあります。
失敗を隠さず、そこから学び、泥臭く挑戦を続けるこの場所で、自分自身が成長しなくてはいけないと感じています。
今期はもっと強い会社になるよう運営していきます。
第12期は色々ありましたが、非常に濃密な1年でした。
第13期は、この経験をもとにさらに成長、発展していく1年にしてまいります。レイズ&カンパニー株式会社 代表 杉山巨樹のブログ

2010年3月より妻と2人で藤沢駅南口にエステサロンレイテノール開業。
2014年3月レイズ&カンパニー株式会社設立。発毛サロン開業(発毛協会理事長歴任、現在は廃業)、Youtube編集、ECサイトの運営、足技コルギ開業、鰻の成瀬FC加盟(現在3店舗)、レンタル撮影スタジオの運営など他業種に携わる。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。
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