こんにちは、レイズ&カンパニー株式会社の杉山です。
経営をしていると、避けては通れないのが 「人を育てること」 です。
どんなに良いビジネスモデルがあっても、どんなに優れた戦略があっても、それを実行するのは「人」。
だからこそ、会社の成長には「人の成長」が不可欠であり、「人を育てること」が経営者としての大きな課題になります。
しかし、これが本当に難しい。
「人を育てる」と一言で言っても、知識やスキルだけを教えればいいわけではなく、
考え方や価値観を共有し、行動を変え、成長を促す ことが必要になります。
今回は、私が経営の中で感じている「人を育てる難しさ」と、レイズ&カンパニーの取り組みについて書いてみようと思います。
うちの会社は多様な事業部で成り立っている
レイズ&カンパニーは、エステサロン 「レイテノール」、足技コルギ「レアフィート」、船橋の「レイテノールプリメゾン」、通販事業、広報部、食品事業部 「鰻の成瀬」 など、複数の事業部で成り立っています。
それぞれの部署が独自のミッションを持ち、異なる業務を担当しています。
・レイテノールは、お客様に直接サービスを提供する最前線
・通販部は、全国のお客様に商品を届け、リピートしてもらうための施策を考える
・広報部は、会社の価値を多くの人に伝え、ブランド力を高める
・食品事業部は、成瀬の店舗運営を通じて、より良いサービスを提供する
このように、各部署が担う役割は異なりますが、会社全体としては 「関わる人たちが明るく充実した人生を送るお手伝いをする」 という経営理念のもとに動いています。
だからこそ、「一人ひとりが自分の部署のことを 自分ごと として捉え、自ら考えて行動できる組織」にしていくことが大事なのです。
人を育てるには「任せること」が重要
人が成長するためには、「任せること」が不可欠です。
私自身、経営をしていると 「この業務は自分がやったほうが早いな」 と思うことがよくあります。
しかし、それをやってしまうと、いつまで経っても人は育ちません。
成長するには、「自分で考えてやってみる経験」 が必要だからです。
たとえ最初はうまくいかなくても、試行錯誤する過程で学び、成長していく。
だからこそ、経営者や上司は、部下に仕事を 「やらせてみる」 ことが大事だと思っています。
ここで重要なのが、「山本五十六の言葉」 です。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。
つまり、
- まずは上司や先輩が 「やってみせる」
- その意図や目的を 「言って聞かせる」
- 部下に実際に 「させてみる」
- そして 「褒める」「一緒に課題を見つける」
このプロセスが、人を育てる上で非常に大事なのです。
仕事を「自分ごと」として考えられるか
次に、人が成長するために大切なのは 「仕事を自分ごととして考えられるか」 ということ。
仕事には「指示されたことをやる人」と「自分で考えて動く人」がいます。
後者の人が増えれば増えるほど、組織は強くなるし、成長も早くなる。
しかし、多くの人は最初から「自分で考えて動く」ことができるわけではありません。
特に、最近の若い世代は「ミスをしたくない」「怒られたくない」という気持ちが強く、
指示待ちになりがちな人も多いように感じます。
そんな人に対しては、まず 「自分で考えていいんだ」 という環境を作ることが大事。
・「どう思う?」と問いかける
・「自分ならどうする?」と考えさせる
・ 小さな成功体験を積ませて、自信をつけさせる
このような積み重ねが、主体性を持って仕事をする土台を作るのだと思います。
厳しさと優しさのバランス
人を育てる上で、もう一つ悩ましいのが 「厳しさと優しさのバランス」 です。
仕事では、時には厳しい言葉をかけなければならない場面もあります。
「もっとこうしたほうがいい」
「今のやり方ではダメだ」
「しっかり責任を持ってやってほしい」
成長のためには、時には厳しいフィードバックが必要です。
しかし、厳しくするだけでは、人はついてこない。
厳しく指導しながらも、相手を尊重し、「あなたの成長を本気で願っている」 という気持ちが伝わらなければならないのです。
・厳しく指摘した後には、フォローをする
・努力していることを認める
・「なぜ指摘したのか」をしっかり伝える
こうした心遣いが、「ただの厳しさ」ではなく「成長のための厳しさ」に変わります。
これは、私自身もまだまだ課題であり試行錯誤している部分です。
育てることは「待つこと」でもある
人を育てる上で、一番大切なことは 「待つこと」 かもしれません。
「こうすればもっと良くなるのに!」
「早く成長してほしい!」
そう思うのは当然です。
しかし、人にはそれぞれ成長のペースがあります。
成長を急かしすぎると、相手のプレッシャーになり、逆にうまくいかなくなることもあります。
だからこそ、大事なのは 「信じて待つこと」 。
・できなくても、チャレンジする機会を与える
・小さな成長を見逃さずに認める
・焦らず、一歩ずつ成長を促す
育てる側としての忍耐力が試される部分でもあります。
最後に
人を育てることは、本当に難しい。
でも、その分、「人が成長していく姿を見るのは、何よりも嬉しい」 というのも事実です。
「人を育てること」は、簡単に答えが出るものではありませんが、
一緒に働く仲間が成長し、やりがいを感じながら働ける会社を作るために、これからも全力で向き合っていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!レイズ&カンパニー株式会社 代表 杉山巨樹のブログ
2010年3月より妻と2人で藤沢駅南口にエステサロンレイテノール開業。
2014年3月レイズ&カンパニー株式会社設立。発毛サロン開業(発毛協会理事長歴任、現在は廃業)、Youtube編集、ECサイトの運営、足技コルギ開業、鰻の成瀬FC加盟(現在3店舗)、レンタル撮影スタジオの運営など他業種に携わる。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。
最新の投稿
コメント