先週、一つの試みを行いました。毎月有志を集めて開催している経営計画勉強会。
今期は、進行や内容に迷うことがあったり、スタッフの日程調整がうまくいかずに中止にした会がありましたが、今期の最後に開催することが出来ました。
通常であれば、私が講師となり、会社の思想を伝える立場で、社員の皆に熱弁を振るうのが恒例でした。
しかし、今回の講師は私ではありません。
ブランドマネージャーの橘さんに、その大役を任せてみました。
私が音頭を取らず自社の経営計画、そしてフィロソフィーについての解説を聞く。
そこには、私がこれからのレイズ&カンパニーを、より強固で、より持続可能な組織へと成長させるために必要だと確信した、一つの答えを見つけました。
今回、橘さんに担当してもらったのは、第13期の経営計画書を元にした会社の方向性の共有です。
経営計画書というのは、ただの数字や目標の羅列ではありません。
そこには、私たちがなぜこの仕事をしているのか、お客様にどのような価値を届けたいのか、そして5年後、10年後にどのような景色をみんなで見たいのかという意志を詰め込んでいます。
これまでは、私がその意志を自分自身の考えとして腹落ちさせて、社員に理解してもらいやすいように言語化して言葉にしてきました。しかし、私が語れば語るほど、それは社長である杉山巨樹の想いという個人に紐づいた言葉として受け取られがちと感じてきました。
「社長が言っているから」 「社長の考えだから」
もちろん、それでも想いは伝わります。
しかし、会社が組織として自立し、社員の皆が永く安心して働くことの出来る存在になるためには、私の手を離れなければならない瞬間が絶対にあるのです。
今の私が今後意識していかなければいけないと考えている事は、「会社という人格」と「杉山巨樹という個人」を分けることです。
これは、私が責任を放棄するということではありません。
その逆です。 会社の理念やフィロソフィーが、私一人の思想や情熱に依存しているうちは、まだ本物ではないと考えているからです。
橘さんが自分の言葉で、時には自身の苦労や経験を交えながら会社のビジョンを語る姿を見ていて、私は自分が考えている方向性に間違いはないと確信しました。
社員が、社長の言葉を自分の言葉として消化し、仲間に伝えていく。
その瞬間、経営計画書は社長である私の思想ではなく、会社の価値として、社員全員の共通言語へと昇華されると感じました。
社長の顔色を伺う組織ではなく、会社の理念を基準に全員が動く組織へ。
この人格の分離こそが、社員一人ひとりが自分がこの会社を動かしているという当事者意識を持つための、不可欠なステップだと信じています。
橘さんの解説は、私が行うよりもずっと現場のメンバーに響いていたかもしれません。
なぜなら、彼女は日々、現場の最前線でお客様と向き合い、時には悩み、壁にぶつかりながらも、私たちのフィロソフィーを実践してきた張本人だからです。
例えば、私たちの根幹にある誠実さという言葉。
私が語れば理想論に聞こえるかもしれませんが、共に働くリーダーが語る誠実さには、日々の業務に即したリアリティがあります。
「あの時の判断は、このフィロソフィーがあったからこそ、こう決めたんだ」
「迷った時は、経営計画書のこのページに立ち返ろう」
そんな言葉が社員の間で自然に交わされるようになったとき、会社は本当の意味で一つになれると感がています。
講師を務めた橘さん自身も、資料を読み込み、構成を考え、アウトプットする過程で、誰よりも深く会社の未来を自分事として捉えてくれたはずです。
私たちのフィロソフィーは、綺麗な標語ではありません。
今まで苦労しながら変化をし、泥臭い失敗の中から掴み取ってきた、より良い仕事をするためのエッセンスです。
信頼とは、たった一度の大きな出来事で築けるものではない。
挨拶をする、期日を守る、嘘をつかない。
そうした「小さな当たり前」の積み重ねこそが、揺るぎない信頼を醸成します。
この価値観を、私がトップダウンで押し付けるのではなく、社員同士で教え合い、高め合える文化が醸成されつつあることを、今回の勉強会で確信しました。
これこそが、私が目指す「良い会社」の真の姿だと思いました。
今回の勉強会を経て、私は改めて社員の皆さんに伝えたいことがあります。
皆さんは、自分自身の人生を歩む「主役」です。
そして、このレイズ&カンパニーという舞台を、どう使って輝くかは皆さん次第です。
私が会社という人格を独立させようとしているのは、皆さんが社長のために働くのではなく、自分の人生を豊かにするために、会社の理念を使いこなしてほしいと願っているからです。
会社の言葉を自分のものとし、お客様のために、仲間のために、そして何より自分自身のために、この経営計画書を理解して欲しいと思います。
今回の勉強会を経て、私は改めて社員の皆さんに伝えたいことがあります。
皆さんは、自分自身の人生を歩む「主役」です。
そして、このレイズ&カンパニーという舞台を、どう使って輝くかは皆さん次第です。
私が「会社という人格」を独立させようと考えているのは、皆さんに「社長のために働く」のではなく、「自分の人生を豊かにするために、会社の理念を使いこなしてほしい」と願っているからです。
会社の言葉を自分のものとし、お客様のために、仲間のために、そして何より自分自身のために、この経営計画書を「使い倒して」ください。
もちろん、ルールや仕組みは不具合があればその都度修正していきます。
しかし、根本にある価値観を共有できていることは、共に歩む上で何より大切です。
私はよく、会社と社員の関係は「男女の関係」と同じだと伝えます。
お互いの価値観を尊重し、高め合いながら、揺るぎない信頼関係の下で長く共に歩んでいける。そんな組織を、皆さんと一緒に作っていきたいと心から思っています。レイズ&カンパニー株式会社 代表 杉山巨樹のブログ

2010年3月より妻と2人で藤沢駅南口にエステサロンレイテノール開業。
2014年3月レイズ&カンパニー株式会社設立。発毛サロン開業(発毛協会理事長歴任、現在は廃業)、Youtube編集、ECサイトの運営、足技コルギ開業、鰻の成瀬FC加盟(現在3店舗)、レンタル撮影スタジオの運営など他業種に携わる。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。
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