こんにちは、杉山巨樹です。
昨夜、久しぶりに「半沢直樹」を見ました。このドラマは、正義感と迫力あるストーリー展開で多くの人の心を掴んだ作品ですが、改めて見てみると、組織や社会における課題を深く考えさせられました。その中でも特に印象に残ったのが、劇中で語られた「良い組織とは何か」という問いかけです。
ドラマの中では、良い組織を作るための条件として以下の3つが挙げられていました:
- 正しいことが正しいと言える
- 組織の常識と世間の常識がズレていない
- まっとうに誠実な人が評価される
これらの言葉に、今の社会や私たちが目指すべき組織のあり方について考えさせられました。半沢直樹は放送から少し時間が経っていますが、描かれている課題感は現在の社会にも通じるものがあります。特に最近話題になっている企業や政治の問題を見ると、この3つの条件を満たしていない組織がどれほど多いのかを痛感します。
1. 正しいことが正しいと言える環境
組織において「正しいことを正しい」と言える環境は、非常に重要です。しかし、現実にはそれが難しい場合も多いのが実情です。上司の意見に逆らえない雰囲気や、組織のルールが正義よりも優先されるような状況では、どんなに優れた人材がいても能力を発揮することはできません。
特に最近のフジテレビの問題や、政治の世界における課題を見ると、正しいことを言った人が排除されたり、組織の都合によって事実がねじ曲げられるケースが見受けられます。そのような環境では、誠実な人たちの心は離れていき、最終的には組織自体が弱体化してしまいます。
私たちの会社では、「誰でも自由に意見を言える場」を作ることを意識しています。特に1対1のミーティングやチーム会議では、上下関係に関係なく正しい意見が尊重される文化を大切にしています。これは、短期的には効率を下げるように見えるかもしれませんが、長期的には組織全体の健全性を保つために欠かせない要素です。
2. 組織の常識と世間の常識を一致させる
もう一つ重要なのは、「組織の常識と世間の常識がズレていないこと」です。これがズレてしまうと、内部では「これが普通」と思っていることが、外部から見ると全く通用しないという状況が生まれます。たとえば、不透明なルールや偏った慣習が組織内で当たり前になっている場合、それが外部に露見したときに大きな批判を浴びることがあります。
社会が求める倫理観や透明性がますます厳しくなっている今、組織はその「常識」をアップデートし続けなければなりません。私たちの会社でも、業務フローや方針を定期的に見直し、世間の目に耐えうるかを確認するようにしています。これはお客様との信頼関係を築くだけでなく、社員一人ひとりが胸を張って仕事に取り組むためにも必要なことです。
3. 誠実な人が評価される組織
そして何よりも大切なのは、「まっとうに誠実な人が評価される組織」を作ることです。半沢直樹の中でも、正義を貫こうとする人物が苦境に立たされる場面が描かれていますが、現実の社会でも同じような状況が起こっています。
しかし、長期的に見れば、誠実な人が評価されない組織は持続可能ではありません。不正が横行する環境や、誠実に仕事をする人が報われない環境では、やがて信頼を失い、人材も流出してしまうからです。
私は、社員が「誠実に働けば正当に評価される」と実感できる環境を作りたいと考えています。そのために、定期的な評価制度の見直しや、社員同士の感謝を共有する取り組みを進めています。こうした仕組みは、短期的な利益追求よりも、長期的な成長を支える土台になると信じています。
4. 商売における「何を売るか」よりも大切なこと
半沢直樹を見ながら改めて思ったのは、商売において「何を売るか」以上に、「誰が売るのか」「どんな気持ちで売るのか」が重要だということです。どんなに良い商品やサービスがあっても、それを提供する人が不誠実であったり、やりがいを感じていなければ、お客様にその魅力は伝わりません。
私たちの会社では、商品の品質を追求するだけでなく、社員一人ひとりが「良い気持ち」で仕事に向き合える環境作りを重視しています。それは、最終的にお客様の満足度に直結するからです。商品やサービスを通じてお客様に笑顔を届けることこそが、商売の本質だと考えています。
まとめ
昨夜見た半沢直樹を通じて、「良い組織とは何か」について考えを深める機会を得ました。正しいことが正しいと言える環境、組織の常識と世間の常識の一致、誠実な人が評価される仕組み。これらはどれも簡単なことではありませんが、組織を持続可能にするためには欠かせない要素です。
また、商売においては「何を売るか」よりも「誰がどんな気持ちで売るか」が大切だと再認識しました。私たちも、社員全員が誇りを持って仕事に取り組める組織作りを続けていきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました!レイズ&カンパニー株式会社 代表 杉山巨樹のブログ
2010年3月より妻と2人で藤沢駅南口にエステサロンレイテノール開業。
2014年3月レイズ&カンパニー株式会社設立。発毛サロン開業(発毛協会理事長歴任、現在は廃業)、Youtube編集、ECサイトの運営、足技コルギ開業、鰻の成瀬FC加盟(現在3店舗)、レンタル撮影スタジオの運営など他業種に携わる。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。
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