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1億円から6億円へ。激動の変革期を乗り越え、いま私たちが見据える「安心」と「未来」の景色

新年が明け、早くも松の内を過ぎました。
寒さが一段と厳しくなるこの時期ですが、私たちの会社にとっては一年で最も熱を帯びる季節でもあります。
弊社の決算月は2月。
いま私の頭の中は、今期のラストスパートへの執念と、来期以降の具体的な事業計画への期待と緊張感で満たされています。

一年の計は元旦にありと言いますが、経営者にとってのそれは、まさに決算直前の「今」この瞬間にあります。
今日は、少し長くなりますが、私たちが歩んできた激動の数年間と、そこで得た「気付き」、そしてこれから目指す未来について、今の正直な想いを綴ってみたいと思います。

■ 急成長の裏側にあった「歪み」と向き合う

ふと過去の帳簿を振り返ると、弊社の売上が初めて1億円を超えたのは2020年のことでした。 そこからの数年間は、まさに「疾走」という言葉が相応しい日々でした。手探りの中で走り続け、おかげさまで現在は年商6億円前後を見込む規模へと成長を遂げることができました。

しかし、光が強くなれば、そこには必ず濃い影が落ちます。
短期間での急激な事業拡大は、組織内部、特にバックオフィス体制に大きな負荷をかけていました。 売上という「攻め」の数値が伸びていく一方で、それを管理し支える「守り」の体制——特に経理面での数値の透明化——が、会社の成長スピードに追いついていなかったのです。

「なんとなく儲かっている」では、これからのステージは戦えません。
正確な原価率、部門ごとの収益性、キャッシュフローの流れ。
これらがリアルタイムで可視化されていなければ、正しい経営判断など下せるはずがないのです。 だからこそ、今期はこの課題を最重要テーマとして掲げ、重点的に取り組んできました。

霧がかかっていた数字がクリアに見えるようになるにつれ、経営の解像度は劇的に上がりました。
この流れは、来期以降も変わりません。 システムへの投資、人材への投資を惜しまず、「感覚」ではなく「事実(データ)」に基づいた盤石な経営管理体制を構築していく。
それが、社員を守り、お客様にサービスを提供し続けるための私の責任だと痛感しています。

■ ビジネスモデルの大転換——「仕入れ」から「創造」へ

数字の管理体制と並行して、この数年間で私たちが成し遂げたもう一つの大きな改革が、ビジネスモデルの変革です。

創業当初、私たちは「サロン」という現場ありきの事業からスタートしました。
お客様と直接触れ合い、施術を行う。これは私たちの原点であり、尊い仕事です。しかし、役務(サービス)提供のみのビジネスモデルには、どうしても時間と場所の制約が伴います。

そこで私たちは、通販サイトでの物販の強化へと舵を切りました。
最初は代理店として、メーカーの商品を仕入れて販売することから始めました。
売上の比重は徐々に変わり、通販事業は拡大しました。
しかし、そこで新たな壁にぶつかります。 「仕入れ販売」である以上、利益構造のコントロールには限界があります。
また、何より「もっとこうしたい」「もっとお客様のために」という私たちの想いを、商品に100%反映できないもどかしさがありました。

「自分たちの手で、本当に良いものを作りたい」

その想いが、自社製造(D2C)への挑戦を後押ししました。
メーカー商品を仕入れて売るモデルから、自社で企画・開発・製造し、直接お客様へお届けするモデルへ。
それは、飛行機を操縦しながらエンジンを積み替えるような、非常にスリリングで困難な変革でした。
仕入れコストの削減、粗利益率の改善といった数字上のメリットはもちろん大きいです。しかしそれ以上に、私たちの魂を込めた製品を世に出せる喜びは、何物にも代えがたいものでした。

■ ブランドの確立と、40%の自信

そして今期。
数年越しの挑戦が、ようやく形になり始めています。
私たちのオリジナル化粧品シリーズ「レイテノール」は順調にリリースを重ね、多くのお客様に愛されるブランドへと育ちました。

現在、全売上の約40%を自社化粧品が占めるまでになっています。
数年前、「こうなればいいな」と夢見て描いていたビジネスモデルの図が、ようやく現実のものとして定まってきた。今、正直なところ、深い安堵の気持ちに包まれています。

さらに来月には、私たちが満を持して送り出す待望の美容液「リッチセラム」の発売も控えています。
開発段階から妥協を許さず、成分の一つひとつにこだわり抜いた自信作です。
この製品が、また多くの方の肌悩みへの答えになると確信しています。

■ 「年齢を重ねる理由」になるために

ビジネスモデルが整った今、私たちが改めて見つめるべきは、その先にある私たちの「存在意義」です。

私たちは単に化粧品を売っているわけではありません。
私たちが伝えたいこと。それは、「正しい知識を持ち、正しい製品を使ってケアをすれば、お肌は何歳からでも必ず改善する」という真実です。

年齢を重ねることを「劣化」と捉え、鏡を見るのが憂鬱になってしまう。
そんな女性が一人でも減ること。
「レイテノールの製品があるから大丈夫」「レイテノールの知識があるから怖くない」 そう思っていただけること。 お客様にとって、私たちが「安心して年齢を重ねていくための理由」になれること。
それこそが、レイテノールのブランドアイデンティティであり、私たちが社会に存在する意味だと信じています。

■ 人が育ち、組織が強くなる

こうした激動の変化の中で、私が何よりも嬉しく感じているのは「人の成長」です。

売上規模が1億から6億になれば、当然、私一人の目ですべてを管理することは不可能です。
かつては私が先頭に立ち、すべてを指示して引っ張っていくスタイルでした。しかし今は違います。

各事業部のリーダーたちが、驚くほど逞しく成長してくれました。
彼ら・彼女らは、私の指示を待つのではなく、自分たちの頭で考え、自分たちの言葉でチームを動かし、そしてしっかりと成果を出してくれています。
現場で起きる課題を自分事として捉え、解決策を模索する姿を見るたび、頼もしさと感謝の念で胸がいっぱいになります。

会社というものは、建物でも設備でもなく、結局は「人」です。
スタッフ一人ひとりの成長こそが、会社の成長そのものです。

■ 従業員が安心して長く働ける場所へ

来期に向けての私の決意。
それは、整えつつある「数値管理」と、確立しつつある「高収益なビジネスモデル」を、しっかりと従業員への還元と環境づくりに繋げていくことです。

利益率が改善し、会社の財務基盤が強固になるということは、それだけ会社が「潰れない強い城」になることを意味します。 それは、従業員が将来への不安を感じることなく、安心して長く働き続けられる環境の土台となります。

「この会社で働いていてよかった」 「ここでなら、自分のキャリアを長く積み上げていける」

スタッフにそう心から思ってもらえる会社にすること。
透明化された数値は、経営判断のためだけでなく、従業員との信頼関係を築くための共通言語でもあります。 しっかりと成果を数値に反映させ、頑張った人が正当に報われ、物心ともに豊かになれる組織作り。 これこそが、次のステージにおける私の最大のミッションだと捉えています。

1億円の壁を越えた時とは違う、6億円規模の企業としての責任と誇り。
それを胸に刻みながら、残り少ない今期を全力で走り抜け、希望に満ちた来期を迎えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今週も、そしてこれからも、共に素晴らしい時間を積み重ねていきましょう

レイズ&カンパニー株式会社 代表 杉山巨樹のブログ

杉山 巨樹
杉山 巨樹レイズ&カンパニー株式会社 代表取締役
レイズ&カンパニー株式会社 代表取締役
2010年3月より妻と2人で藤沢駅南口にエステサロンレイテノール開業。
2014年3月レイズ&カンパニー株式会社設立。発毛サロン開業(発毛協会理事長歴任、現在は廃業)、Youtube編集、ECサイトの運営、足技コルギ開業、鰻の成瀬FC加盟(現在3店舗)、レンタル撮影スタジオの運営など他業種に携わる。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。

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