さぁノーファンデーションでいきましょう!

「共通のものさし」で編み出す、13期の景色

前回のブログから20日ほど空いてしまいました。
この20日間、私にとってはこれまでの歩みを振り返り、これから先を見据えるための、非常に濃密で、かつ感情が大きく揺れ動く時間が続いていました。

3月9日。
当社にとって最も大切にしている行事の一つである「経営計画発表会」を執り行いました。
今期で第13期。
振り返れば、この発表会の変遷こそが、私たちの成長の歴史そのものでした。

今回のブログでは、発表会を通じて改めて感じた「役割と責任」の重み、そして今、私が経営者として挑戦している「情報の透明化」と「AIの活用」について、少し詳しくお話ししたいと思います。

 第6期から始めた経営計画発表会ですが、その第一歩は、驚くほど小さなものでした。
当時は藤沢の小さなエステサロン。
施術室を2つつなげ、簡易的なテーブルを並べて、数人のスタッフだけで行いました。
手作りの資料を手に、「会社としてこの1年、どう成長していきたいか」「どんな気持ちでお客様に向き合ってほしいか」を語り合ったのが始まりです。

当時はまだ「経営計画」なんて呼ぶには格好がつかないものだったかもしれません。
しかし、あの時から私の根底にある想いは1ミリも変わっていません。
それは、「みんなで同じ方向を向いて、理念の達成という旗印の下、一人ひとりが自分の役割と責任を感じてほしい」ということです。

年を追うごとに、私たちの輪は広がっていきました。
税理士さんや社労士さんといった、会社の骨組みを支えてくださるパートナー。
切磋琢磨し合う取引先の皆様。
そして、現場を最前線で守ってくれるパートさんやアルバイトさん。
今では、社外の方々からも「レイズ&カンパニーを成長させたい」という温かいサポートをいただけるまでになっているのよう感じます。

 私がこの発表会で最も大切にしているのは、私自身の独演会にしないことです。
私の持ち時間は、冒頭のわずか10分程度。
前期の振り返りと今期の抱負を述べるだけです。
それ以外の詳細は、すべて社員一人ひとりに発表してもらいます。

なぜなら、会社とは「社長の持ち物」ではなく、それぞれの役割と責任を全うする「プロフェッショナルな個人の集合体」であって欲しいと考えているからです。
私自身も「社長」という役割責任を全うしているに過ぎません。
一人ひとりが自分の役割を感じ、会社に対して貢献心を持って仕事に取り組む。
その「当事者意識」こそが、良い会社を作る唯一の道だと信じています。

今期、私が特に注力しているキーワードがあります。
それは「情報の透明化」です。
社員が自分のポジションで迷わず判断でき、前向きな提案ができる状態。
それを実現するためには、情報が一部の人間だけでなく、適切に全員に共有されている必要があります。

そして、その透明化を支える強力なパートナーとして、私は今「AI」の可能性に賭けています。

経営者として判断を下すとき、最も恐ろしいのは「現場の真実が見えないこと」です。
私はデスクに座って仕事をしていることが多いのですが、情報の宝庫は常に「営業最前線」にあります。
お客様の悩み、現場の小さなミス、改善のヒント……。
それらは、私よりも社員やパートさん、アルバイトのみんなの方がはるかに詳しく、正確に持っています。

その貴重な情報を、澱みなく私のもとに届ける仕組みを作りたいとここ最近強く思っていました。
それは、経営サポート事業をされている株式会社プリマベーラさんのセミナーに参加し気づきを得たからです。

会社を動かすのは「仕組み」。
成果を出すためには、「戦略確立」と「実行確立」の双方を上げなければなりません。

  • 戦略確立(経営者の役割):情報の質を上げ、決断の質を上げること。そしてチェックすること。
  • 実行確立(従業員の役割):決まったことをやり抜き、その結果を正しく報告すること。

このサイクルを美しく回すためには、「報告」というステップが不可欠です。
しかし、忙しい現場において、日報や報告業務が負担になってはいけない。
そこで私が思いついたのが、AIによる日報アプリの自作でした。

「高額なツールを導入する前に、自分たちで理想の仕組みを作れないか?」

そんな問いから、最近話題のAI「Claude」を活用し、自社専用の日報アプリを作り始めました。

「どんな項目があれば、現場の負担にならず、かつ私の判断に役立つ情報が集まるか?」

AIと対話を繰り返し、修正すること数十回。
ようやく納得のいくプロトタイプが完成しました。

まずは幹部数名に共有し、1日触ってもらってフィードバックをもらいました。
「ここが使いにくい」「この項目は自動化してほしい」。
上がってきた意見を即座にAIで改善し、つい先ほど、幹部全員への共有を終えました。

これで数日間運用し、問題がなければ正社員全員に導入する予定です。
私が目指しているのは、単なる「効率化」ではありません。
AIの力を借りることで、人間が「考える」ことや「お客様に寄り添う」ことに集中できる、よりクオリティの高い仕事を実現することです。

時代は猛スピードで進んでいます。
しかし、どんなにテクノロジーが進化しても、私たちの仕事の根幹にあるのは、フィロソフィーにも掲げている「誠実さ」です。
AIという「デジタルな力」を使って、現場の「アナログな熱量」を可視化する。
それが、今期私が社員のみんなに示していきたいと思っています。

弊社では理念をとても大事にしています。

それぞれの役割や強みを認識し、お互いを尊重しながら一つの目標(理念)に向かう。
13期目の今、この「共通のものさし」があるからこそ、私たちは迷わずに進んでいけるのだと確信しています。

第13期、レイズ&カンパニーは「ブランドとしての自立」という大きなステージに挑みます。
これまでは、特定の個人の力や勢いに頼ってきた部分もあったかもしれません。

しかし、これからは違います。

仕組みとしてのAI、そして魂としての経営計画書。
この両輪が揃った今、私たちは誰か一人の力ではなく、組織としての成長していけると強く信じています。

20日間のブランクを経て書いたこのブログですが、書き進めるうちに、改めて自分の役割の重さと、未来への高揚感を感じています。

効率化の先にある「温かさ」。

AIの先にある「人間らしさ」。

それらを追求しながら、レイズ&カンパニーに関わるすべての人たちが、明るく充実した人生を送れるよう、私は私の役割責任を全うします。

今後とも、私たちの挑戦を見守っていただければ幸いです。

レイズ&カンパニー株式会社 代表 杉山巨樹のブログ

杉山 巨樹
杉山 巨樹レイズ&カンパニー株式会社 代表取締役
レイズ&カンパニー株式会社 代表取締役
2010年3月より妻と2人で藤沢駅南口にエステサロンレイテノール開業。
2014年3月レイズ&カンパニー株式会社設立。発毛サロン開業(発毛協会理事長歴任、現在は廃業)、Youtube編集、ECサイトの運営、足技コルギ開業、鰻の成瀬FC加盟(現在3店舗)、レンタル撮影スタジオの運営など他業種に携わる。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

その他の記事