こんにちは、レイズ&カンパニー株式会社の杉山巨樹です。
「仕事で責任をとる」とはどういうことか?
社会人として働く以上、誰しもが責任を負う立場にありますが、その意味をしっかり理解している人は意外と少ないと感じます。
仕事をしていると、何かを決めなければならない場面が多々あります。決断と責任はセット です。自分が決断をする立場に立ったとき、そこに責任が生まれます。
しかし、責任をきちんと理解せずに決断すると、「みんなで決めたことだから」と言い訳したり、「上司が決めたことだから」と責任転嫁したりすることになりがちです。
本当に責任をとるとはどういうことなのか?
今回は、私の考える「責任をとることの本質」についてお話ししたいと思います。
1. 責任と決断はセットである
「責任」と聞くと、多くの人が「何か問題が起きたときに謝罪すること」 を思い浮かべるかもしれません。
しかし、本当の意味での責任とは、「自分の役割を果たすこと」 です。
✔ 自分が決断する立場にあるなら、その決断の結果に責任を持つこと
✔ 決断が間違っていた場合でも、言い訳せず、その後の行動で責任を果たすこと
つまり、「決断」と「責任」は常にセット であり、どちらか一方だけを切り離して考えることはできません。
2. 責任のない決断は「他責思考」を生む
会議やチームでの意思決定において、みんなの意見を聞くことは大事です。しかし、それを 「みんなで決めたから、自分には責任がない」 という方向に持っていくのは間違っています。
✔ 「みんなで決めたから仕方ない」
✔ 「上司が決めたことだから自分のせいじゃない」
こうした発言は 責任を放棄した状態 です。
組織の中で決断を下す際に、「自分の役割としての責任はどこにあるのか?」 を常に考えることが大切です。
✔ リーダーなら、その決断の最終責任は自分にあると認識すること
✔ メンバーなら、自分の役割の範囲内で、決まったことを最大限に実行する責任があると理解すること
3. 責任をとる覚悟とは何か?
「責任をとる」というと、多くの人が 「辞職する」「降格する」「謝罪する」 という形を思い浮かべるかもしれません。
しかし、特に中小企業において 「責任をとること」=「辞めること」ではない と思っています。
弊社のような中小企業では、
✔ 「自分の責任であることを認識し、関係者に謝罪する」
✔ 「ミスを挽回するための行動を取る」
✔ 「同じミスを繰り返さないように対策を講じる」
といった行動が責任をとることに繋がるのではないでしょうか。
重要なのは「責任をとる」という認識そのもの です。
単に「謝れば済む」という話ではなく、責任を果たす覚悟を持つことが大切 です。
4. 責任をとるために必要なこと
① すべてを「自分事」として考える
「これは自分の仕事ではない」「関係ない」と思ってしまうと、責任の所在があいまいになります。
✔ 「この仕事を成功させるのは自分の役割だ」と考える
✔ 「ミスがあったら、どう改善すればいいか?」を考える
こうした意識が、責任を持つ姿勢につながります。
② 役割を理解し、その範囲で最大限の努力をする
責任とは、「なんでも自分がやらなければいけない」というものではありません。
✔ 自分の役割を認識し、その範囲でベストを尽くすことが大事
✔ 役割の範囲を超えて責任を負おうとすると、結果的に全体が崩れてしまう
自分の責任の範囲を明確にし、それを全うすること が、健全な責任の取り方です。
③ 決断をしたら、迷わず進む
決断に迷いがあると、途中でブレたり、人の意見に流されたりしてしまいます。
✔ 一度決めたら、自分の決断に責任を持つこと
✔ 結果がどうであれ、自分で選んだ道なら全力で取り組むこと
この姿勢が、結果的に成功につながることが多いのです。
5. まとめ – 責任とは「腹をくくる」こと
仕事で責任をとるとは、単なる謝罪や辞職ではなく、「自分の役割を理解し、それを果たすこと」 です。
✅ 決断と責任はセットである
✅ 責任のない決断は他責思考を生む
✅ 責任をとるとは、言い訳せずに行動すること
そして、責任をとる第一歩は「腹をくくること」 です。
✔ 「この仕事をやり遂げるのは自分の役割だ」と決める
✔ ミスをしたら、言い訳せずに対処し、改善策を講じる
✔ 自分の決断に迷わず、最後までやり抜く
この意識を持つことで、組織全体が強くなり、より良い成果を生み出せるようになるはずです。レイズ&カンパニー株式会社 代表 杉山巨樹のブログ
2010年3月より妻と2人で藤沢駅南口にエステサロンレイテノール開業。
2014年3月レイズ&カンパニー株式会社設立。発毛サロン開業(発毛協会理事長歴任、現在は廃業)、Youtube編集、ECサイトの運営、足技コルギ開業、鰻の成瀬FC加盟(現在3店舗)、レンタル撮影スタジオの運営など他業種に携わる。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。
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